仕事のプリントをするついでに、友達のイラストレーター、ブーコを訪ねたメキシコ旅の写真を焼きはじめた。
ベタには１年７ヶ月前のブーコがたくさん写っている。それを見ながら、つい数日前に結婚パーティーで花嫁衣装を着て、夫となったあつしの隣で幸せそうににこにこと笑っていたブーコを思い出した。
１年７ヶ月前、写真に写ったブーコは１人でメキシコに来ていて、あつしは日本でブーコを待っていて、今２人が運営しているおかっぱちゃんハウスという場所も存在していなかった。何もかもが違っていた。
「変わらないものなんて無い」という現実は人を少し怖がらせセンチメンタルな気持ちにさせるけれど、同時にそれは、美しく大きな希望でもあるよなーと思う。