舞台「どろろ」フライヤー、パンフレットなどのビジュアル撮影を担当させて頂きました。

原作は手塚治虫さん。小さな頃から大好きな手塚さんの作品に関われたことが感激でした。
主演の鈴木拡樹さんは、以前舞台「あずみ」で撮影させてもらった事がありました。撮影時の鈴木さんの深い集中力とカメラに向かうエネルギーの強さに毎回痺れます。いつも根底には静かに熱い決意みたいなものが枯れる事なく湧いていて、それを胸に物事に向き合っている方なんだろうと感じます。

アニメのどろろもやっていて、１回目をAmazonPrimeで観たら面白く、毎週楽しみにしています。アニメとのコラボポスターが年末年始にかけて新宿西口の地下に貼られたらしいのですが、ちょうど帰省していて見にいく事が出来ずとても残念でした。公演は2019年3月２日から。

森山直太朗さん「人間の森」ツアーパンフレット1で、インタビュー、対談、ツアーミーティング風景などの撮影を担当させて頂きました。森山さんが、御徒町さんはじめ沢山の人と共にこれまで長い時間をかけて創り出して来た流れをほんの少し垣間見させてもらいました。

最初にまずあるのはいつだって人のささやかな想いで、それがぐんぐんと育ち、深くて大きな流れになって行くんだなと静かに感動しながら撮影していました。ミーティングの最後に、スタッフ全員の前で森山さんがギター一本で歌ってくれた群青という曲の美しさは、ずっと心に残っています。

雑誌「nice things.」3月号で、食卓の風景というページを撮影させて頂きました。千葉の京成津田沼駅でMICHIYAというセレクトショップを営んでいる吉野路子さんの日々の食卓を撮りました。吉野さんは先祖代々続く建物を引き継いでお店を始めた方。「住む場所はどこでもいい。自分の心をそこに投影させて生きればどこででも、生きたいように生きていける」という吉野さんの言葉がすばらしかった。本当に、真理だなと思う。文章は良くご一緒させてもらっている片田理恵さん。ぜひ手にとってみてください。

ジュエリーブランド、talkativeのLOOK BOOK 撮影を担当させて頂きました。１０周年を記念して、３８ページの見応えある一冊に。昨年は店舗が表参道に移動し、さらに行きやすくなりました。デザイナーのマロさんの美意識が形になった、一分の隙もない美しいお店もぜひ。

昨年12月公演、劇団「柿喰う客」の舞台「美少年」ビジュアル撮影させて頂きました。４人の俳優さん達は実際に髪の毛、耳の中、脇の下まで真っ白に塗られ、いかに石膏像に見えるかを試しながらしなやかにポーズを決めてくれました。デザイナーの山下さんがそれをめちゃくちゃに美しく仕上げてくださり、見事な石膏像になりました。舞台はものすごく面白かったです。狂気的スピードで進む芝居に圧倒された６０分でした。