Photographer Chihaya Kaminokawa 神ノ川智早

神ノ川智早

神ノ川智早

NEWS

リュック

2011Tue06.21

ほぼ日刊イトイ新聞の定番ブランド、くまのOHTOとKUKKAから新しいリュックとポシェットが発売になり、使い方レシピの撮影をしました。モデルの晴ちゃんも一枚だけ登場した男子達も、お肌ぷりぷりでいきいきとしてました。
リュックもポシェットも決して子供だけの物ではないですね。この歳になればハイヒールはいて、ハンドバッグ持って生活するものだと幼いころは思っていましたが、今はリュックしょって荷物抱えて移動の日々です。それも全然悪くないです。サイトはこちらから。

クーヨン7月号

2011Mon06.20

クーヨン7月号で表紙と、中ページの「非電化宣言、川涼み」、「のびのび家族」を撮影させてもらいました。地震以後、原発の影響で、小さな子供を持った知り合いも茨城から四国へ避難し、いつ安心して関東へ帰る事ができるかわからず、現実が変わってしまったことを悲しんでいました。こどもは風の子だ、外で遊んでらっしゃい!なんていうことば、今では通用しなくなってしまったことはさみしいなと思います。
雨が降ったらびしゃびしゃにぬれて遊び、風が吹いたら気持ちよくそれにあたり、のびのびと外の世界を楽しめていたことが過去だなんて、今でも不思議な気持ちです。次の人達へ、そういう世界を手渡すこと、せめてさらに悪くならないようにすることが今の私たちがするべきことなのだなと思います。

学校というところ

2011Wed06.08

玉川学園という学校の冊子の写真を撮りました。学校、という大きなひとつの箱を考えた時、私はちょっと及び腰になってしまいます。昔、学校では先生とどうやって話していいのか分からず、クラスの皆のスピードは早くて、ぼんやりしていた私はいつもすみっこで、真ん中の賑やかな流れを見ていた気がします。
でも、大人になってその大きな箱へ入っていって一人一人をながめれば、きちんとした物語がありました。もっともっと、学校だって本当は楽しいところだったに違いないと今になって思います。

夏のハガキ

2011Wed06.08

時がたつのはほんとうに早い。自分は確かにそのなかに生きているはずなのに、時間だけがさっさと走っていってしまっているみたい。それに引っ張られているような毎日。寒いなあ、と思っていたら桜が咲き、花に見とれていたら葉っぱが茂り、暖かくなったなあとほころんでいたら、もうすぐ夏です。いつも、季節の展示のお知らせ写真を撮っているお店、粋更のハガキです。

時間

2011Fri06.03

ときどき、ただ時間がすぎていくのを待つように過ごす日がある。早く夕方になれ、夜になれ、そしたらごはんをたべて、眠れて、そしたら明日が来る。あまり明るい気持ちになれない日。子供の頃は、そんな日は無かったのにと思う。
去年の秋に、姪が産まれた。今年の春はじめてしっかり一緒に時間を過ごした。だっこして、実家の庭をゆっくり一緒に見て回る。姪の体は熱くて、ずっしり重くて私も汗ばんでくる。庭に咲いている花をただただじっとみて、触って、ちぎったりした。時間の流れが止まって、葉っぱと花の色がいつもより濃く見えた気がした。小さい頃は、こういう時間を生きていたなと思った。次に何をして、その次に何がやってくるかはどうでもよい時間。今日も姪は、そういう時間を生きてるんだろうなと思うと、少ししあわせな気持ちになる。