クーヨン２月号で表紙と中１２ページの撮影をしました。
自然の中での子育てを目指し、都会をはなれて移住した方達への取材で千葉と長野へ行ってきました。石がごろごろした道を裸足でよちよちと歩き回って、どろをぺたぺたと触って遊ぶちびっこ。近所の山に登って枯れ葉の中からどんぐりを拾うちびっこ。
それをただやりたいようにさせて見守っている親御さんがすてきでした。なにより親がゆるりとした気持ちをもつことで、子供はもっと自由になれるのかもしれないと思いました。こどもは、親の顔をみているものだから。そこの部分は、自然の中でも都会でも、きっと変わらないのだろうと思いました。クーヨンのサイトはこちらから。

あたらしい年になりました。今年のお正月は、祖父母を訪ねて鹿児島へ帰ってきました。着いた日は雪がふっていて、いつも雄々しくてかっこいい桜島が真っ白で、まるで知らない山のようでした。
体調を崩し、クリスマスの日にそろって入院した祖父母に会いにゆくと祖父は、まず健康を大切に。と言い、いまでは寝たきりでうまく喋れなくなった祖母はじっと私の顔を見つめて、時々ふふふっと笑っていました。
いつでも、おじいちゃんは元気で楽しいおじいちゃんでしかなく、おばあちゃんは優しく料理上手なおばあちゃんでしかなかったのに、人はこうして少しずつ年をとって変わってゆくのだとよ、という現実を見せてもらった気がしました。
でも、変化は良い事でも悪い事でもなくてただ、起こるだけ。それとどう生きていくか、つきあっていくかを自分で決めたらいいんだろうと思いました。