Photographer Chihaya Kaminokawa 神ノ川智早

神ノ川智早

神ノ川智早

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いいねアロマ号

2014Sun07.20

クレヨンハウスから出ている、いいねアロマ号の表紙と巻頭などの撮影を担当させてもらいました。被写体は、アロマセラピスト、ゆきんこ先生ことWELTの河崎由紀さん。ゆきんこ先生は、sunshine to you!の名でデザイナーをしている私の友人、さっちゃんと偶然にもお友達で、とても嬉しい出会いだった。ちょっとした繋がりがあったのでもしかして、とさっちゃんの名前をだすと、ああ、さっちゃん!ときらきらした目で答えたゆきんこ先生。それを見て、2人はいい友達なんだなと分かった。

この撮影から少し経った後、さっちゃんのアトリエでゆきんこ先生のワークショップ、「香りと私の実験室」が開かれたので、これはちょうどいいタイミングだなと思って受けさせてもらった。ワークショップは、50種類以上のアロマオイルの中から5−6種類自分が気になる香りを選び、それをブレンドしてミストをつくるというもの。私にとってアロマは、それによってちょっと気分が良くなって気持ちが切り替わる程度のものだっけれど、このワークショップで、もっと複雑なものだと知ることが出来た。
アロマは全て植物から出来た精油で、その香り一つ一つが嗅いだ人の人生を支えたり動かしたりする。植物の香りにはそれぞれ特徴があって、その力に「はい、あなたはこっちですよね。」と導かれるみたいに自分の野性的な部分と繋がることが出来て、頭で考えて出した答えではなく心や身体が本当は何を求めているのかを知る事ができるような深いものだった。

そのとき作ったミストは傍らに置いて使っている。その香りには、「さ、いってらっしゃい」とぽんと軽く背中を押されて一歩前に出るような強さと同時に爽やかさもあって、今の自分には大切なものになっている。
ゆきんこ先生は穏やかで柔らかで、そこにいると、場がぱっと少し明るくなるような人。沢山の人が、ゆきんこ先生の作る繊細で美しい世界を体験できたらよいなと思います。WELTのサイトはこちらから。